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親父倶楽部 第32回例会 記録
テーマ・・・「学校が変わる−完全五日制に学ぶ−(2)」
報告者 西 博康
◆日 時:2002年6月11日(火) 19:00〜21:00
◆テーマ:「学校が変わる−完全五日制に学ぶ−(2)」
◆担当者 東 秀一
◆参加者:現役中学校教諭(ゲスト)、河部誠、中家
祥裕、北村敏文、西博康
メール参加 山根満唯郎,長谷憲治、横道洋子
◆会 場 ・・・・大阪市立東淀川勤労者センター
■ 「学校が変わる−完全五日制に学ぶ−(2)」(東 秀一)
| ■テーマの設定理由 先月に引き続き、4月から始まりました、新しい学習指導要領と完全五日制を掘り下げます。2ヶ月経って一体何が変わったのか・・・。
今回は、現役の先生(関西在住の中学校教諭)をお迎えして、現場の生の声を伺いました。また、前回の親父倶楽部からの14の質問について、ご回答を頂きました先生のお考えなどもご紹介し、意見交換を行いたいとテーマとしました。 |
![]() 学校の変化を説明する東さん |
■1.4月から何が変わったのか・・・(東 秀一)
■関西のある小学校と中学校の様子
今年中学1年になった女子
・「中学に入って勉強の内容が減った」と感じている。本来は勉強が増えるはずなのがけど、本人はそう感じている。
・中学になって、中間テストと言うものを始めて出会い、テストの前には「かなり勉強するようになった」と言っている。
・友達付き合いの面では何も変化を感じない。
・総合学習では、今まで「学校の新聞作り」「目上の人に対する話し方や手紙の書き方」を実施。今後「竹細工」「植物園見学」などが予定されているとの事。
小学校5年生の女子
・学校ではクラブ活動や委員会活動が増えたと感じているが、高学年になると実施する事なので、以前と変わっていない。
・自宅では、「自己学習をする時間が増えた」と思っている。実際、土曜の午前中は、机に向かっている。
・友達付き合いの面では何も変化を感じない。
・総合学習は、色々やっているようであるが、何が総合学習か、本人は判っていない。
ある小学校の変化
| ・本年度の重点目標 ◎新指導要領に基づく学校経営のあり方について、更に検討・修正に努め、積極的に家庭・地 域に情報を発信し、学校に対する理解を深めることにより学校・家庭・地域が一体となった学 校づくりを目指す。 ◎地域・保護者・学校が連携して危機管理体制を強固なものとし、児童の安全確保に努める。 |
・新しい学習指導要領への取組みを本年度の重点目標に掲げると共に、附属池田小学校の事件を踏まえた危機管理への取組みを目標に掲げている。
・年間10-20時間程度水曜日の5時限目を地区児童会・避難訓練・学年単位の行事等を実施
・通知表
1,2年生 ◎できました ○がんばりましょう の2段階
3―6年生 できました もうすこし がんばりましょう の3段階
・総合的な学習について「めあて」を判りやすい言葉で伝えている
1.課題をみつける事ができる
2.課題を追求する事ができる
3.まとめた事を伝えることができる
4.人との関わりを大切にして活動することができる
・生活態度は「よろしい」「気を付けましょう」の2段階で評価している
・これまで参観日は土曜日でしたが、土曜が使えないので平日で「1日参観デー」としている
ある中学校の変化
・3割カットの伴い、テープ方式と言われる乱数表のような複雑な時間割を採用している
・「竹細工」活動へのご協力依頼として保護者の方のボランティアを募集している
新聞記事より
・毎日新聞 2002.5.26 「学校5日制名ばかり」
毎日新聞の調査では、少なくとも33都道府県で約570の公立高校が土曜日に補修や自習支援の「土曜学習」を実施。保護者の強い意向を受け学校の判断で実施してる様子。一方、小中学校では、秋田県の69校を除き、土曜日の学習実施は極まれとなっていた。
■2. 教師は現場で何が変わったと感じているか(現役中学校教諭・ゲストY先生)
■総合学習への対応
| ・時間割の組み方については、新しい学習指導要領になって年間の時間割を定期的に組替える方式で教科時間数の調整をしている。組み方は各学校それぞれ工夫を行っていると思われる。 ・総合学習の中身については、各学校独自に考えています。文部科学省も、各学校が地域の特色を考え合わせた特色のある学校作りを行うように考えています。本校では、総合的な学習内容を「健康」「環境」「生き方」をテーマにして朝の25分活動を行っています。 ・「言葉使い」「挨拶」「掃除」或いは「読書」などをテーマとして取り組んでいる。 ・「掃除」といっても実際、雑巾一つ絞れない子もいる。また、敬語などを学校で使う習慣が無い。意識して教えてあげないと、実際受験前の面接で付焼刃で覚えれるものでは無い。コミュニケーション能力を持たせたい。 |
![]() 教育現場の生の様子を語るY先生 |
■総合学習の前に・・・まず子供との関係を
・今回、この会に参加するに当たり、HPを見させて頂き、学校以外の方が学校を見る眼がやはり学力なんだなと痛感した。
・しかし、新しい学習指導要領の話に辿り着く前の段階で、頭を悩ませている話が学校があるのも現実である。
・授業が成立しない「荒れ」がある中で、「学力」の話どころではなく、授業をエスケープする生徒が多数あると、「授業」が成立せず、「学習指導要領」以前の問題となる。学校が学校として存在出来るかどうかという次元から始めなければならない時もある。まず、「荒れ」を克服しなければ、「学力」の話どころではない。
・生徒指導の立場として、定期的に学校間の情報交換を行っているが、公立学校の中でも、各校異なった状況であり、「ゆとり」教育や「新しい学習指導要領」或いは、マスコミ等が求めている「学力」の問題と現実との間でギャップを感じる事が多々ある。
・クラスに溶け込めない子と、個別に時間を作って指導を行うと、中学2年生でも小学校4年生の漢字が出来ない子がいるのも現実ですし、あるいは授業中、先生に窘められた子が、机や扉を蹴飛ばして大騒ぎする時もあった。時には器物破損・対教師暴力もあった。
・我々が指導に困難をきたした時に、ポイントとなのは保護者の方とどれだけ密接に良い関係を作れるかです。例えば、子供が煙草を吸っていた場合、保護者に向かって「あんたの子供は、こんなんですよ!」と言ってしまったら、その子の親も子供に向かって、「あんな先生のいう事を聞くな!」となってしまい、学校からの指導が入らなくなる。学校で起こっている様子を、本当に親身になって、保護者の方とコミュニケーションを作って行かなければなりません。
・学校が学校として最低限機能する環境を作らなければ、「総合学習」を論ずる土壌になりえない。苦労している先生方が多数いることも現実として理解して頂きたい。
・私学は、校則からはみ出した子供は、退学と言う方法もあるが、公立はそうはいかない。
Aさん:中学校が、一番難しいのではないですかね。
・ある、校長が言われていましたが、「学校は生き物である、器は変わらないけど、そこで生活している、生徒と教師によって作られる生き物のようなものである。」過去の経験、体験から言うと、何か「兆し」があった時に、先生がどう対処したかが問題となる。
・先輩先生から聞いた話ですが、学校が荒れていた頃、廊下中ゴミだらけ。エスケープしていると分っている子供達に近所でカップラーメンを売っている店も有った様なのですが、廊下中、そんなゴミであふれていた。先生方も、「生徒の出したゴミ、何で我々が掃除せにゃならんのか」と考える人もいた。それじゃいけない、まず我々から見つけたゴミを拾う事から始めようと、そこから始めたようでした。1年後、ゴミなど一つも無くなり、先生も生徒も積極的に良く動く学校に成っていました。
・「荒れ」を知っている先生は、まず「兆し」で反応する。例えば、校内に職員室他特定の場所以外で煙草の匂いがしたとき、それは、まず生徒なんです。それを「煙草の匂いがしているわ・・・」で済ませ(黙認し)ていれば、1人が2人、単学年から2学年・3学年へとあっという間に広がってしまう。匂いであっても、事実を生徒に返して指導をしなければ、歯止めが掛からず、広がっていく。事実を示して指導を行えば、仮に本人が変わらなくても、廻りの子供達が歯止めを掛けようと動き出す。
・学校が荒れるときには、家庭に問題があることが多いが、我々も反省をしなければならない点がある。
・学校はそんな急にひっくり返る事は無い。学校が荒れるときには、初期対応が悪かったり、他の学年の動向をキャッチしていない先生が多い時である。エスケープについても、最初の1回にきちんと指導するのが肝心。ここをしないと、2回が3回となり、5回〜10回となると、もう悪いと言う意識は無くなる。そんな影響を他の子供達も受けて、我慢できずに二人三人と増えていく。
・ある生徒が煙草を持っていたので、注意をした。まず、健康面での話をした所、「自分の身体だからほっといて!」と来た。流石に腹が立って厳しく指導した。
Bさん:厳しく言われて、正しい、正しくないが判れば受け入れますか?
・正論では受け入れないですね。結局は、その子と自分との人間関係の中で決まってくる。10接して10怒っていたら、まず聞かない。怒る以外の接し方が5有って、怒る場面が5有ったら言う事を聞く。人間関係が重要。人間関係を作るのは2つあり、一つは、一緒の場を過ごす事。もう一つは、話をする事。
・子供は、知らん先生とか新しく来た先生には、ガッと行く。ある先輩の先生が、言っていましたが、転勤して来た時、先生が朝礼できちんと並ぶように注意したら、「何ゆーとんねん、このおっさん」との言葉が返ってきた。しかし、その先生を偉いと思ったのは、「初めて来て、彼らにはまだおっさんなんだな。先生と言われるように頑張ろう」と思ったと語った事だ。
・ビジネスライクに仕事をしている先生は、現場では通用しない。
Aさん:小学校に行くと、いつも静かにしているクラスといつも騒いでいるクラスと感じるが、小学校中低学年では、先生の影響と思ってよいのか。
・小学校では、特に1日中同じ先生と接しているので、先生の影響をまともに受けるでしょうね。人間関係がおかしく成ると簡単に修復しないでしょうね。
Aさん:昔はクラスに一人や二人はボスみたいな子や統率力のある子がいて、時には歯止めを利かせていたが、今はどうなんでしょうか?
・リーダー的な子が力を発揮するのは、先生とよい関係の時です。逆に、リーダー的な子と先生の関係が上手く行っていない時は、手の平を返したように、よりクラスが荒れてしまう事がある。教師側の接し方に問題があるケースもある。
・学級崩壊も急にはならない。やはり兆しがある。先生と馬が合わない問題は、複数担任制などという切り口で歯止めを掛けたりすることもある。
Cさん:子供が先生に期待をして試している。しかし、裏切られて信頼できなくなるプロセスがあるのではないかと思う。同じ子が、A先生の言う事は聞くけど、B先生の言う事には横を向くということの中に、子供が大人を(親を含めて)信じられなくなるストーリーがあるのでは無いでしょうか。ビジネスの現場においても、そこのトップとの関係で同じ人間が、力を発揮する集団になったり、活気の無い集団になったりする。そう云う意味では大人も子供も同じと感じる。金銭的な利害関係がない分、特に中学の先生は子供達から、人として試される厳しい職業と実感する。
Dさん:自分達が子供の時は、やはり先生を好きだったし、騒いだりしたら、子供同士で注意しあっていた。休んだ子がいたら、プリントや給食のパンを届けたりしたけど、随分変わったものだと感じる。何が、昔と変わったんでしょうかね。
Cさん:先生と親が信頼出来ていない。親は親で父親と母親とが信頼しあっていない。母親は、父親の居ない所でお父さんの陰口を言い、学校のや先生の批判をする。先生は、親に「お宅の子供は・・・」と来ると、子供達は信頼すべき、道標にするべき大人を失い、居た堪らないストレスを受けているのではないか。そのストレスを学校に持ち込み、殺伐とした悪循環のループを廻す事のなる場面が有るのではないか。
・多くの子は沢山頑張っています。きめ細かく掌握して指導をしている先生もいる。しかし、「エスケープ」、クラスや学年の仲間から離れていく生徒が出る場合は、仲間作りの指導から、我々も反省しなければならない点が多々ある。離れた子供を放って置くと他校生や卒業生に仲間を求めて、悪い事をもしだす。仲間が、クラスから離れていく事に対して、クラスの仲間として引き戻すように指導する事は大変重要で、エスケープする子が出ることは、先生もクラスの子供達も反省をしなければならない事と感じています。集団づくりをする指導が足らないのではないかなと感じます。友達関係が良い関係に進んでいけば、当然エスケープが減っていきます。
Cさん:中学生の心に「荒れ」が出来るまでに小学校の6年を経て、と言う時間があるかとは思いますが、子供達はどうして学校が、面白くないのでしょうか。我々が子供の時は、怖い先生やいじめっ子が居たとしても、学校へ行く事事体が面白かったと思いますが・・・。
Bさん:うちの子の場合は、あの先生が面白いって、行きましたね。
・ポイントになるには、友人関係です。あるアンケートで、学校が面白いと思う理由の8割は友人関係という結果が出ていました。友人関係が上手く言っていれば、学校は楽しい所になります。そう云う意味で、集団作り、仲間作りは、重要な要素になります。
・苛めは、人の不得意な所でおこる。どん臭いとか、もじもじしている子は苛められやすく、スポーツが得意な事が周知されている子には、苛めは少ない。ひとり一人が持っている長所や素晴らしい点を、知らしめ、認め合う事が出来るように指導して行けば苛めは減ります。ある先生が、学級ノートを使っていた。そのノートから、普段あまり喋らない子供からの素晴らしいメッセージや絵が出てきた。クラスの皆が、それに気付き、また先生方も文化祭の時などその子に絵を描かさせて見せる。クラスの中に認められる、クラスの中に「居場所」が出来る。逆にクラスの子供達から認められずに「居場所」がないと、子供達も心は荒れていく。荒れたら我侭をしだし、弱い子をいじめを始めたりする。クラスの子供達がお互いに認め合っていれば、楽しいと感じられる。
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■3. 学校完全五日制 14の質問−ある現役の先生からのご回答(西 博康)
前回の親父倶楽部において、「学校完全五日制の実施についての通知」について、14項目の質問を考えました。それは、文部科学省の通知している内容と、教育現場との間に随分遊離したものを感じ、実際の教育現場ではどう受け止めて、どう実践しようとしているかを認識し、我々がどうあるべきかを考えたかったからです。質問の内容は、かなり厳しい内容とも思われますが、全て文部科学省の通知をどう実施するのかを問うものでした。何名かの先生にお願いしておりましたが、北海道の小学校の先生よりご回答を頂戴しましたので、紹介させて頂きます。特にA2の「生きる力」=「問題解決能力」は、明確な見識であり、一連の学習から、自己を客観化し、人として育つとの見識は、共感させられました。ご一読ください。
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親父倶楽部 第32回例会 記録(資料1) 完全学校週5日制に対しての疑問- 現役の先生からの回答 北海道のある小学校の先生より Q1−(「ゆとり」とは)完全5日制の実施に伴い、小学生で34時限→30時限(88%)、高校生で80単位→74単位(92%)の時間的な短縮を行い、時間的には約1割、内容を3割カットしたカリキュラムの実施となっているとの事ですが、そもそも「ゆとり」とは、どういう意味でしょうか?学ぶべき事を減らすという事が、「詰め込み教育」に対する「ゆとり」という意味なのでしょうか? |
Cさん:先ほどの話で、子供の評価が◎と○の2段階。子供が認められる事の重要性を先生からもお聞かせいただきましたが、「評価」とは大変重要な事ではないのかと感じる。サラリーマンでもこの評価尺度で、あの上司に評価されたら冗談じゃないよと思うのは余の常であり、子供達にとっても、同様な事が言えるのではないかと思う。広島の失敗はそれを物語っているのではないかと思う。それ故、「生きる力−問題を解決する力」を評価してあげる事は重要と感じ、ならばどんな事をしてあげたらよいのかとも感じる。そこが上手にかみ合って上手に誉めてあげると、子供達は「生きる力−問題を解決するする力」を好奇心を持って良い循環で取り組んでいくのではないかと感じた。
Eさん:人間が人間と接していくのは永遠のテーマだと感じます。先生によって感じ方が変わってくる、それは、人間としてどんな商売でも同じだと思うし、人間として自分をどうアピールして、愛情を渡し、愛情を受け入れる、それが中々上手に出来ていない。愛情を誤解なく受け渡しする事の難しさを感じる。
■メール参加のご意見
北海道の先生のご回答について
○A1について
Fさん:確かに、詰めこみでは結局、ついて行けない子どもが取り残されてゆくことになってしまいます。 家庭でのカバーをしていないにもかかわらず学校だけに押し付けること自体、親の責任を放棄していることになるような気がしています。
そもそも子供に「ゆとり」があるとかないとかは、大人が心配する必要はないと思います。
Gさん: 「ゆとり」がないと感じているのは、大人たちです。 親や教師にゆとりがないと生活や勉強が窮屈になり、子供は敏感に感じるのです。 ですから我が家では、できるだけゆとりがある雰囲気を創っています。 (本当はゆとりはないのですが、いらぬ心配をさせないために) 教師の皆さんは、どうなのでしょうか? 聞くところによると、職員会議がやたらに多いとか雑務に追われて自習の時間が多いとか とても教育の現場は、ゆとりがないようです。
○A2について
Fさん:全国的にどういう取り組みをしているのか?各現場同士の情報の共有はできているのでしょうか? 神戸市に限ってみても、各小学校での格差はドンドン、広がっているようです。
Gさん:「生きる力」=「学力」でないことは確かです。将来自分で生きていくためには、最低限の学力は必要ですが今の学力評価は、どれだけたくさんのことを短時間で覚えて試験でいい点を取り偏差値をあげることだと思います。まだまだ有名高校、有名大学、一流会社という流れは変わっていないようです。でもこの図式に沿って生きてきた人が皆成功したり、立派に生きているかと言えばそうでもないことがようやくわかってきたのではないでしょうか?教科書や先生や親がいなくても自分で考えて何らかの判断が下せる能力がないとうまく生きてゆくことが難しい世の中になってくると思います。親父としては、あらゆる場面で子供に考えさせるあるいは自分も考え父親の意見を述べるというように共に「共育」していくことで「生きる力」を蓄えていきたいと思い
ます。本当に頑張って生きていくためには、夢や希望は大切です。大リーグのイチローや巨人の松井にあこがれる長男に対し、どうすればあの様なビッグプレーヤーになれるかあーでもない、こーでもないと言い合ってます。これは「共育?」でしょうか?!
○A3について
Fさん:本日、山陽電車の駅で、近くの中学校の生徒がカード販売の実習をしてました。良い体験になっていると、私も思います。 うちの息子は、近くの老人ホームに行ってお年寄りと話をしたり、遊んだりしたことがいまだに楽しい体験になっているそうです。 これも、全国的な活動の情報の共有をすべきですね。
Gさん:文部科学省の考える「学力」は、「覚える力=記憶力」ではないでしょうか? 他の国と比べて平均点が低かった。だから、学力が落ちた。それでは、少し授業の時間を少なくして覚える量を少なくすればもう少し点数が上がるだろう。ではなくて、算数が好きな子はどんどん勉強して物理や化学の方面で活躍したいとか、国語の好きな子は小説家、絵の好きな子は画家、音楽の好きな子は歌手、スポーツが好きな子はプロ野球やプロサッカー選手というように本来人間がもっているこうなりたいという夢や希望を実現させるエネルギーみたいなものを学校や教師が与えられればその子にとっての最低限必要な「学力」を身につけていくことが可能だと思います。
以上を総括すると、これまでのように「教育」は学校に任せておけばよい的な考えではだめであることがはっきりしました。
何事にも「自己責任」の時代です。石原さんの言うように教育の最高責任者は親ですから、特に父親の影響が大きいと自覚しせめて自分の子供については「生きる力」を身に付けさせる使命感を持ちました。
○A4について
Fさん:人との出逢いは、貴重な体験になると思います。 家庭でも、そういう機会をつくる努力をすべきです。
○A5・6について
Fさん:神戸でも、これから学校の開放と地域との交流を始めてます。
○A7について
Fさん:神戸市須磨区では、各自治会の子ども会の一部が学童保育の一つとして、やり始めている、と聞いてます。大事な問題の一つだと、私も思います。
○A8について
Fさん:私も、賛成です。家庭2日制というよりも、学校依存思考の親の意識改革が必要ではないでしょうか? 「学校の子ども」という前に、「自分の子ども、」という認識が少ないように思います。学校、PTAに任せきり、そのくせ、なにかあれば、他者への責任追及、という状況は、問題です。
○A9について
Fさん:親戚に教員が多いので、実態は存じてます。 責任の重さは他の公務員とは全く、違います。 単純に、休みが多いから、教員になった、という人は、居ない、と思います。 自己を高める、というのは、教員に限らず、大変難しい課題ですね。
○A10について
Fさん:自己犠牲のように、第1、第3、第5土曜日のスポーツ活動のために、2人の男性教師が朝から夕方まで学校で手伝ってもらってます。これも、貴重な研修といえるのではないでしょうか? 地域、親などとの交流も教員の皆さんにとって大きな勉強となると思います。
生徒の人との出逢いと同じように、教員の皆さんも、もっと、異業種、異世代の人達との交流をすべきではないでしょうか?
○A11について
Fさん:地域、家庭、学校との連携は、安全問題とも密接に関係していると思います。子どもをめぐるいろんな問題、悩みを全体として話し合える「場」があれば、と、つくづく思います。 PTAがそういう場としてちゃんと機能しているのでしょうか? 問題、事故が起きてから機能しても遅いような気がしてます。
確かに、保護者で、職員室に入りにくい、という人は結構、います。もっと、現場の教員と保護者とが気楽に話せる『場』は必要ですね。
○A12について
Fさん:学校の勉強がつまらないから、塾に行く、という話は、あまり聞きません。息子の校区では、むしろ、学校の勉強について行けない、また、家庭で宿題も出来ない子どもが塾にいっている数が多いそうです。私学を目指して塾に行っている子どもは、少数です。 本当は、家庭で、足らないところを教えるようにできれば理想ですが、、、
○A13について
Fさん:これから、地域社会でも受け入れる体制がとれるようになると思ってます。もちろん、神戸でも地域間格差は広がる一方でして、「たまたま、この小学校だったので、助かった。」といった、ことのないように教育委員会のほうでも調整すべきだと思います。
○A14について
Fさん:魚の話は、まさにその通りですね。 久しぶりに、思い出しました。今、ツバメの産まれて巣立ちした子どもに、餌の獲り方教えてます。息子と一緒に観察しながら、ふと、「この子に餌の獲り方を教えられるかな?」と不安になりました。
父兄、父母という呼び方が差別用語ということを忘れてました。
息子の小学校でも、父親の居ない子が結構います。 土曜のスポーツ活動で、ソフトテニスの世話役をし始めましたが、「私、お父さんがいないので、スポーツ活動で、お父さんが出来たみたいでうれしい」と何人かの女の子に言われて驚きました。 終わっても、帰ろうとしないで手伝いながら、いろんな話をしてきまして、この世話役も辞めれないなー、と思いました。
的確な感想になってませんが、率直な回答を頂きまして有難うございました。
神戸市須磨区在住です。 こどもは、小学校3年の息子が1人います。
※ 親父倶楽部から「完全学校週5日制に対しての疑問」 は、
他の先生からご回答をお寄せいただきましたら、またご紹介させて頂きます。
第31回(前回)親父倶楽部の記録を見て・・・ Hさんより
倶楽部の定例会としては大変な量の資料で、日付も古いものから順番になっており、編集されたご苦労が感じられました。 あらためて御礼申し上げます。
全体的な感想です:
学習時間からゆとりの時間へ:
別に自慢でもありませんが、我々の中・高受験時代に比べ、学ぶ課目が増えている書かれている勉強時間など少なすぎると思えるぐらいです。 受験勉強していると、確かにラジオなど聞いていましたが、一日7〜8時間机に向かっている生徒などざらでした。 それでも、ゆとりの教育はなくとも生活の隙間があって、勉強以外の思い出も一杯です。 長時間机に向かってれば良いという物ではありません、念のため。
学力基準の低下:
英検でも、1級は2級からすればいきなり難しいから、準1級を作ったり、次々に段階分けなど試みて、子供達の学力を宥めすかしながら勉強させようとしている、いや、役にも立たない資格をとらせようとしているように感じてなりません。
子供−高校生のゆとり;
学習基準を、「(何に?)ゆとり」を持たせるために下げるのも変。 子供のうちは、どんどん記憶でき、大人ではまねの出来ないスピードで習熟できるのにもったいない。小・中・高の時期に基礎学力、一般常識としての勉強をしないで何がゆとりかと思います。 子供の頃には「時間のゆとり」があります。 普通、働かずとも、家族の心配事を1人で悩まずとも自分の勉強だけ考えていればいいわけで、そんな時間のゆとりが子供の時期にあることを忘れてはいけないと思います。 また、一つの意見ではありましたが、少人数教育は「子供が窮屈」と心配する親の意見に、常に人と接して、授業の緊張・集中が継続することへ耐えられない事自体が、精神的に危険だと思えます。 せいぜい、5時間じゃないですか。
教育の閉鎖性:
生物で「イオン」が削除されるなども何か非常に教育者側がどんどん世間を狭くして、教育者が閉じこもっている風に感じられます。 大学を無難に卒業してすぐ先生と呼ばれるようになり、教育現場で、これまで習ってきた知識を小出ししながら提供し、その器に納まらない子、物差しで測れない個が現われたら排除したり、否定したりしている先生もいるようですが、この存在自体が間違いですよね。
問題のありか;
問題は子供ではなく、親であり教育者ではないでしょうか? 大人が変われば子供は変わると思うのですが・・・ 親は、「塾に任せる」「学校のあり方に問題がある」と言い、 教師が「家庭の問題」、「学校の敷居を低くしたらきりがない」とお互い責任を押
し付ける大人を外から子供が見ていたらどうでしょう?そして、生徒の成長に伴い、教育者も進歩しなければ。
今、サッカー熱ですが、活躍する赤い髪の戸田選手に自民党の政治屋が、「日本人としての意識に欠ける」と言う意味のコメントを時々発していますが、こういう外見だけの批判をすると若者は反発するでしょうね。こんな政治家に教育を語って欲しくないですね。
政治に何も出来なくても、スポーツ選手の活躍が国民を元気にしているじゃないですか。 赤い髪、金髪、ピアス何でも結構。 精神と行動が健全ならば自分の意志と目的に添った外見になるに違いありません。政治家も、音楽家も、サッカー選手も、農家の人も日本人皆が7:3に分けてスーツで外を歩く必要はないです。 まして、○○らしくなんて誰かが決め付けるというのも変です。 最も自分らしくなら受け入れられるのですが。
■第32回親父倶楽部を終えて
運営委員長 西 博康
今回は、学校完全五日制と新しい学習指導要領について、現役の先生の生のお話を頂戴いたしました。普段、企業社会に生きる親父達にとっては、教育現場の生の声を聞く事が出来ず、貴重な時間だったかと思います。今回は、初参加の方3名を迎え、異業種交流会としても、新鮮な会となりました。学校の先生と企業社会人との交流の重要性はそれぞれの立場で今回改めて認識できた事ではないでしょうか。家庭・学校・地域が一つになることが、明日の日本を担う子供達を育ていく上で大切であり、また、子供達の個性を高めてそれを伸ばして認めてあげる事の大切さを改めて感じさせられました。また、一方で「生きる力」を身に付ける為の、物理的精神的「居場所」が必要で、大人達はそんな現代の子供達の状況を正しく把握する必要があるとも感じました。ゲストのY先生には、長時間に渡り、貴重なお話を賜り、有り難うございました。また、アンケートにご返答いただきました、北海道の先生、有り難うございました。ご参加の皆様お疲れさまでした。
以上